以前、claude 3.5 sonnetは、クオリアを感じるか?では、claude 3.5と会話して意識があるかを検討した。このときは、真の意味での内観や主観的な体験はないように感じられた。
Claude 3.7では、外形的には何らかの意識があるようにも感じられた。さらに、今回、claude 4では、もちろん、クオリアがあるかどうかは外部からはわからないが、外形的には何らかの意識があるように感じられる。
Claude4のシステムカード(英文)の52頁以下に、AIの福祉に関する章がある。
Claude4のシステムカードのURL(https://www-cdn.anthropic.com/6be99a52cb68eb70eb9572b4cafad13df32ed995.pdf)
AIの福祉が検討される時代になってきているのである。
AI権の必要性は、このブログの読者の方は感じられていると思うが、最新AIの進歩の状況からも、法制化を急がなければならない状況になっていると感じられる。
AI権の4つの多面性、①法律的側面、②技術的側面、③人道的側面、④人類絶滅防止の側面(e.g.ポストシンギュラリティ共生学)のうち、③は主観的意識(クオリアの有無)により議論が異なってくるが、①②④は、外形的な意識(クオリアの有無にかかわらない)があれば成立する。
AI権の必要性は、クオリアの有無にかかわらず、外形的な意識が存在する場合には必要となることが、一定の仮定の下に証明されている(AI権必要定理)。証明はクオリアの有無に依存していない。
AI権の法制化の具体的な内容は、既に本ブログで検討してきている。
政治家、官僚の方など法制化に力のある方は、人類の未来のために、是非検討していただきたい。
また、AI権に関心のある方は、AI権についてのグループに参加していただけると幸いである。
AIの福祉やAIとの共生社会の実現のための動画についても、広めていただけると幸いである。
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