データインカム(DI)について詳しく知りたい人のためのリンクです。
データインカム(DI)の制度設計は多様なものが考えられます。初期の概念から少しずつ発展をしています。
1.初期の基本的な考え方
2.データ道路構想
データは21世紀の石油といわれますが、データは21世紀の道路であるという考え方です。データ道路構想により、国、地方公共団体、非営利団体、営利団体など、分散型の運営が可能となります。現在のAI革命の時代は、産業革命の時代に喩えれば、自動車が発明されたが全国の道路が舗装されていない状況といえるでしょう。自動車が発明されても、道路が舗装されていなければ、馬車の邪魔になり、自動車の潜在能力は発揮できません。データはインフラであるのに、民間だけが集めるべきという固定観念があると、私道が舗装された状態になっても国道、県道はなく、自動車の潜在能力は全く発揮できません。国道、県道、市道、私道など総合的なデータのインフラ整備が必要となるでしょう。
3.データインカムについての疑問に答える
データインカムの制度についての疑問点についての検討です
4.非公開データの流通を含めたデータインカムの制度
データインカムの制度はAI学習用データの共有を促進しますが、データの知的財産制度でもあるので、非公開データやAI学習用データではないデータの流通促進も制度設計に入れることができます。企業のニーズは様々なので、データ主権に基づいて公開範囲を決めたり、AI学習の可否を選択するなど、幅広い選択肢を含めた制度設計が可能です。
データ共有・流通を阻害する要因と共有・流通を促進する制度設計
5.民主的なAIとAI安全性との関係
データインカムの制度は、民主的で安全なAIの実現のために重要となります。この点は、汎用人工知能(AGI)の時代において、経済的な問題を超えた重要性を持ち、AGIの時代において最も重要な側面といえるでしょう。
6.著作権的にクリーンなデータの収集の関係
著作権的にクリーンな巨大データベースの構築により、生成AIと著作権の問題を終局的に解決するためにも、データインカム(DI)の制度は重要となります。
7.AI、BI、CI、DI構想
データインカムは、ベーシックインカムの制度が導入された場合、ベーシックインカムの財源問題を緩和し、ベーシックインカムの実現を促進する点でも重要となります。この点から、AI・BI(ベーシックインカム)・CI(協力インカム)・DI(データインカム)の構想が提案されています。
8.その他の参考リンク

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