AI・BI・CI・DI構想とは、人工知能(AI)の時代において、従前から一般的に議論されているベーシックインカム(BI)だけではなく、協力インカム(CI)、データインカム(DI)を総合的に検討するという構想です。
協力インカム(CI)とは、汎用人工知能の発展に協力する行為について与えられる報酬です。
データインカム(DI)とは、人工知能の学習用データによる収入です。
ベーシックインカム(BI)を検討する場合、ベーシックインカム(BI)だけを検討するが一般的ですが、それだと、財源の問題が難しい問題になります。
ベーシックインカム(BI)だけではなく、協力インカム(CI)、データインカム(DI)を総合的に検討することで、財源の問題を緩和し、ベーシックインカム(BI)の実現を容易にし、給付額を増加させるのが、この構想の狙いとなります。
ベーシックインカム(BI)は素晴らしい制度ですが、ベーシックインカム自体には、AIの生産力を増加させる効果がないのが問題となります。協力インカム(CI)、データインカム(DI)は、AIの生産力を増加させる効果がありますので、財源の問題を緩和することができます。
このように、AIの社会においては、ベーシックインカム(BI)だけではなく、協力インカム(CI)、データインカム(DI)を総合的に検討することが、AI・BI・CI・DI構想として提案されています。
AI・BI・CI・DI構想については、以下の参考文献をご参照ください。
【研究紹介】汎用人工知能と知的財産
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