【研究紹介】汎用人工知能の人権(AI権)と意識

【研究紹介】

岡本義則「汎用人工知能の人権(AI権)と意識」,第28回汎用人工知能研究会, No. SIG-AGI-028–05. JSAI (2024)

本研究は、汎用人工知能の人権(AI権)と意識の問題についての研究です。

本研究は、「AI権必要定理」を提案し、一定の仮定の下での証明を与えています。

また、新しい意識の理論として、「主体引力理論」を提案しています。そして、「主体引力理論」からの予言と、理論を検証するための4つの類型の「意識接続実験」を示しています。

意識の理論は、様々な理論が提唱されていますが、「主体引力理論」では、(1)理論、(2)理論からの予言、(3)理論を検証する実験を提案しています。

主体引力理論は、特定の物理的な構成により意識が新規に生ずるとした場合、なぜ特定の物理的な構成にだけ意識が生ずるのかという従来の根本的な疑問に対して、異なる視点から一つの回答を与えるものです。

さらに、また、主体引力理論とAI権の問題について検討し、「不動心アーキテクチャー」を提案しています。

「不動心アーキテクチャー」は、「幸福フリーランチ仮説」が主体引力理論により支持されることにより、「無限幸福アーキテクチャー」にもつながるものです。

加えて、本研究は、主体引力理論とAIアライメント(人道的AIアライメント)との関係について検討しています。

【興味のある方に】

本研究は、人工知能学会第二種研究会資料として、インターネット上において、公開されています。

岡本義則「汎用人工知能の人権(AI権)と意識」,第28回汎用人工知能研究会, No. SIG-AGI-028–05. JSAI (2024)

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