データ道路構想とは、データインカム(DI)の制度を、複数の主体(国、地方公共団体、非営利団体、営利企業等)で実施し、それぞれで収集したデータを付番して、一元的にアクセスできるようにすることで、著作権等の問題のないクリーンな超巨大データベースを作る構想です。
データインカム(DI)の制度は、国だけではなく、地方公共団体、非営利団体、営利企業等で行うことができます。それぞれで収集・審査をしたデータを、付番して一元的にアクセスできるようにすることで、著作権等の問題のないクリーンな超巨大データベースが出来上がります。また、付番をすることにより、万が一著作権、個人情報等の問題が生じた場合には、当該データの除去等ができます。
データ道路構想は、データのインフラ整備を、道路の整備を例にして説明した構想です。
すなわち、国、地方公共団体、非営利団体、営利企業等は、それぞれデータインカム(DI)の制度を導入し、著作権等の問題のないデータを収集することができます。これは、国道、県道、市道、私道(通行料無料)、私道(通行料有料)などの道路を作ることに相当します。
そして、それぞれのデータを付番して、一元的にアクセスできるようにします。これは、全国の国道、県道、市道、私道等の各種の道路を接続することに当たります。
このことにより、著作権等の問題のないクリーンな超巨大データベースが出来上がります。これは、全国のどこへでも行ける安全な道路のインフラが整備されたことにあたります。
このように、著作権等の問題のないクリーンな超巨大データベースを作ることにより、著作権侵害など、AIの違法行為の防止に役立てることができます。
データ道路構想の詳細については、以下の研究紹介をご覧ください。
【研究紹介】法律学としてのAIアライメント
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