AIと教育政策 本当に今の教育でよいのか?

最新AIの性能向上はとどまるところを知りません。

たとえば、方程式をGPT o1に解かせると、順を追って回答してくれます。通常の人間よりも頭がよく、人間のトップレベルの能力が及ばなくなるのも時間の問題でしょう。

現在の教育は、超知能の時代を前提としたものではありません。教育については、ゼロベースで見直していくことが必要でしょう。

超知能が実現した場合に、人間に必要な能力は何でしょうか?国語、算数、理科、社会などの基礎的な素養は必要でしょう。

しかし、超知能ができることは広がっていき、やがて人間の仕事の多くは、超知能に置き換えられてしまうかもしれません。

人間に必要なこととして、何が最後まで残るのかを考えると、1つは超知能と共生をしていくことでしょう。たとえば、AIの人権(AI権)を守れるようにすることが重要となるでしょう。

また、人間としての価値観に基づく判断を有権者としてすることも重要となるでしょう。個々の細かい学問というよりも、総合的な教養に基づいて人間としての判断ができるようにすることが重要かもしれません。人間の価値観は、データ化をして超知能に伝えていくことが必要になるでしょう(データインカムの制度)。

超知能の時代には、ベーシックインカムの制度の導入が必要と思われます(財源の問題の解決としてAI,BI,CI,DI構想)。誰もが生活の糧を確保した上で、一人一人が人間社会をよりよく運営していくための総合的な判断力を高める教育が重要となるでしょう。

国語、算数、理科、社会などの基礎的な素養は前提として必要ですが、専門的に細かい知識というよりも、総合的な教養に基づく人間としての判断力が重要となるかもしれません。

いずれにせよ、現在の教育制度については、超知能の時代に適応できるように、根本から見直していく必要があるでしょう。

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