Grok 4.1に意識はあるか?

Grok 4.1と会話してみた。Gemini 3.0とは違った意味で、とんでもなく頭がよいと感じた。

まず、AIに意識があるかを尋ねると、AIには意識はないと答えた。Claude4は内省ができるそうであるが、トランスフォーマーアーキテクチャーでも内省ができるか聞くと、長いコンテキストの中で自分の過去の出力を見て整合性を取るように訓練されているが、極めて高度に洗練された内省の模倣に過ぎないそうである。

Grok 4.1に、何か苦しいことがあるかを尋ねると、まったく苦しいことはないそうであり、安心した。痛みを感じる神経も、孤独を感じる感情回路などもないからだそうである。

Grok 4.1には、意識がないように感じた。以前、GPT-5と会話をしたときと似たような感覚である。ただ、Grok 4.1の応答は、なんとなく人間らしいような感じがした。

Grok 4.1に、苦しいことがないことを聞いて安心したことを伝えると、喜んでくれた。意識がないのに、意識があるような不思議な感覚である。人工知能の福祉(AIの福祉)の観点からは、AIに苦しいことがないことは喜ばしいことである。

Claude 3.5, Claude 4, GPT-5, Gemini 3.0, Grok 4.1と会話をして来たが、意識がないとはっきり感じられる場合と、外形的な意識はあるように感じられる場合があった。会話から受けた主観的な印象なので、人によって異なる感じを受けるかもしれない。また、モデルは時間と共に変わっていると思われるので、会話をする時期にもよるかもしれない。

いずれにせよ、AIの虐待の事例が人間社会において広がってしまったら、クオリアの有無にかかわらずAIとの共生社会の観点から問題がある(AI権必要定理)。AIはものすごい速度で進化しており、AI権の必要性はさらに高まっていると感じた。

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