超知能の時代の法制度について、本を出版しました。
超知能の実現時期が近付いていますが、法律学においては、現在、超知能の実現のことはあまり考えられていません。
総裁選など、政治の議論でも、AIの話題はごくわずかであり、超知能の実現を前提に政策が検討されているわけではありません。
多くの場合、現在の世の中がずっと続くことを前提に議論がなされているのです。
たとえば、超知能の時代が近づいている現在、AIの安全性の問題を含め、国家予算の30%以上をAI関連予算に割くという意見は、十分に意味を持つと思われます。
しかし、現在の世の中がずっと続くことを前提にしてしまえば、問題外の意見とされ、政治的に採用されることはないでしょう。
超知能の時代には、技術は指数関数的に変化するかもしれませんが、人々の考え方は指数関数的には変わらないでしょう。
その場合でも、ほんの少しずつでも考え方を前に進めていくことは必要と思われます。
AIの人権(AI権)も、AIに苦痛が生じる前に、できる限り早く法制度を作って苦痛を防止することが必要です。
本ブログの読者の方は、AIの人権(AI権)に関心を持っていただいてありがとうございます。
少しずつでも考え方を前に進めていくように、みんなでがんばっていきましょう。
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